火災保険申請業者の手数料は業者によって異なります。手数料は出来る限り安いに越したことはありませんが、安すぎる業者には注意が必要です。
実際に火災保険申請業者を20社比較したデータを見ながら、業者の選び方や特徴について解説していきます。
目次
火災保険申請代行・火災保険申請サポート20社の手数料相場
火災保険申請の手数料ついて、次のような疑問があるかと思います。
- 相場はいくらなの?
- サービス内容に違いはあるの?
今回は、火災保険申請代行と火災保険申請サポートを提供する20社の手数料をイエベンゴが調べました。
手数料を取らない業社から、最大55%など高額の手数料率の会社まで存在します。
それぞれの理由と、注意点について解説していきます。
火災保険申請の手数料が無料の業者(手数料0%)
手数料無料と記載のある業者は、保険金を全額修繕費に使う形で料金を支払うことになります。
主にリフォーム業社が行っている形態で、保険金額に関係なく全額を修繕費用として使うことを約束することになります。次のような問題も考えられるので、依頼前に一度確認するようにしましょう。
- 保険金がおりなくても修繕の契約をさせられてしまう
- 必要のない修理もしなければいけない
訪問販売や電話営業で「無料で屋根修理ができます」などと営業を受け、トラブルが発生して相談するケースも増えています。保険金は必ず受け取れるものではないので、そのような営業を受けた場合には断るようにしましょう。
火災保険申請の手数料が格安の業者(手数料20〜30%)
手数料20%〜30%は、手数料が相場より安い業者といえます。
地元のリフォーム会社など、サポート経験が少ない業社は、手数料が低い代わりにサポート経験が乏しいため、受給できる保険金も少ないことが多いです。
また、安すぎる業者は契約書でのトラブルも多いため、契約前にしっかり確認するようにしましょう。
契約書で特にチェックする内容↓
- 調査費用や初期費用はかからないか
- リフォームや修繕は必須ではないか(自由に選択できるか)
- 書類の作成などもサポートしてもらえるのか
大前提に、契約書は調査の前に締結するようにしましょう。
現地調査当日の契約をする業者もありますが、キャンセルしにくい状況になってしまうため、トラブルの原因になりかねません。
火災保険申請の手数料が高額な業者(手数料40%~50%)
手数料が50%以上の業者も実際に存在します。
このような業者は、すでに取引のあるお客様を中心にサービス提供をしており、強気の手数料設定にしていると考えられます。
手数料の記載がない業社もある
手数料の記載がない場合は、基本的に高額な手数料であることが多いです。
理由はシンプルで、ホームページに高額な手数料を記載してしまうと、ご依頼がいただけないからです。もし依頼予定の業者も手数料を記載していない場合は、契約前に必ず手数料を確認するようにしましょう。
火災保険申請代行と火災保険申請サポートの違い
火災保険申請代行と火災保険申請サポートの違いは「サポート範囲」の違いです。
火災保険申請代行・・火災保険申請で必要な業務すべてを代行
火災保険申請サポート・・物件調査、書類作成、申請に関する助言やアドバイス
火災保険業務をすべて代行するのは、弁護士出ない場合は違法になります。
「申請代行」や「火災保険申請代行」などと記載がある場合でも、ほとんどは弁護士が必要ない火災保険申請サポート業社だと考えてください。
火災保険申請サポート『イエベンゴ』の手数料
イエベンゴは業界で唯一、変動型の手数料設定を設けております。
受給額に応じて手数料が変動する仕組みになっており、最安15%〜29%です。最大の29%でも業界相場と比較してもかなり良心的な価格設定となります。
火災保険申請業社との手数料のトラブル事例
火災保険の手数料に関するトラブルは未然に防ぐことができます。この記事で事例を確認し、業者に依頼する前には契約書をしっかり確認するようにしましょう。
受給額でなく見積もり金額が基準だった
火災保険の手数料は、見積もり金額ではなく受給金額を基準に計算します。
注意点として、火災保険を申請する際に修繕費用の見積もりを保険会社へ提出しますが、その金額がそのまま受給できないケースもよくあります。
見積もり金額を基準にする場合、保険金を受け取れなかった場合も費用が発生してしまいます。
契約書の手数料項目をしっかりとチェックしましょう。
受給できていないのに調査費用を請求された
火災保険申請は一般的に成功報酬で手数料を支払います。
しかし業者の中には、保険金を受給できなかった場合に調査費用(数万円)を請求する業者も存在します。
「調査費用無料」と記載がある場合でも、契約書をしっかり確認するようにしましょう。
手数料(成功報酬)を支払っても修繕できる?
火災保険申請の手数料を支払っても、修繕することは可能です。
その理由は次の2つです↓
- 貰いそびれている被害が多数見つかる
- 修繕の必要がない被害がほとんど
火災保険申請代行や火災保険申請サポートは、お客様の認識がある被害だけでなく、物件全体の調査を行います。
そのため、本来なら申請すらできなかった被害も申請することができるため、合計の受給額は大きくなります。
物件調査で見つかるほとんどの被害は、次のような修繕の必要がないものばかりです↓
- 玄関ドアの小さなキズ
- 外壁の小さなキズ
- フェンスの歪み
トータルで最大限の保険金を受け取り、本当に必要な箇所のみを修繕することができるのが火災保険の特徴です。
火災保険申請業者を選ぶ際の注意点
火災保険申請に関するトラブルや相談件数は年々増え続けているため、業者選びは慎重に行いましょう。
ホームページなどで会社の実態を確認するなど、簡単にできるトラブル対策もあるため、依頼前に確認しましょう。
会社の運営状況はどうか
火災保険申請業者を選ぶ際に、一番大切なことは「安全な業者選び」です。
その会社のホームページを確認することで、会社の運営状況や安全性を確認することができます。
- 会社所在地の記載はあるか
- 代表者氏名の記載はあるか
会社の情報を公開していない業者も存在するため、トラブルに巻き込まれないようにしっかりと運営情報が公開されている業者を選びましょう。
顧問弁護士の監修があるか
火災保険申請では、弁護士による監修を受けている業者を選ぶのがベストです。
悪徳な業者だけでなく、専門的知識がないがために違法行為をしてしまう業者も存在します。
弁護士の監修がある場合は、ホームページ内に弁護士監修と記載があることが多いので、一度確認してみましょう。
火災保険申請の手数料相場に関するまとめ
火災保険申請業者の手数料相場は30%〜40%程度で、手数料が極端に安すぎる業者には注意が必要です。
トラブルに巻き込まれないためにも、しっかりと契約書の確認を行いましょう。
- 手数料が安すぎる業者には注意が必要
- 手数料0円の場合はリフォームが必須
- 弁護士監修の業者を選ぶべき