「経年劣化は火災保険で補償されないの?」「どんな被害が経年劣化になるの?」と気になる方もいるかと思います。そこで今回の記事では、経年劣化の判断方法と認定率UPのポイントを解説していきます。
目次
火災保険で経年劣化は認められない
外壁塗装、エアコン被害、雨漏れ・水漏れなど火災保険で申請する際に、その被害が経年劣化なのかは非常に重要です。経年劣化の場合は火災保険で認められません。
- 経年劣化かどうか判断する方法は?
- 経年劣化を申請するとどうなるの?
と気になる方も多いかと思います。
今回は、経年劣化の判断方法と認定率を上げるノウハウを事例とともに解説していきます。
火災保険の経年劣化とは?
そもそも経年劣化とは時間とともに強度や品質が下がることをいい、よくあるケースとしては以下のようなものが該当します。
- 湿気によるもの
- 気温の変化によるもの
- 太陽の熱によるもの
- 通常の使用でおこるスレや汚れ
被害があるにも関わらず、上記のような理由が原因で保険申請が認められないケースはよくあります。しかし実際にはその被害が「経年劣化」なのか「自然災害」なのかなど特定することは誰にもできません。
保険会社もあくまで写真での判断になるので100%正確とは言えず、申請方法や説明が非常に重要になります。申請の際はサポート業者に見てもらい、アドバイスをもとに保険申請しましょう。
経年劣化を一般の方が判断するのは困難
実際に経年劣化であるのかを一般の方が判断することはとても困難です。また、自然災害の可能性が高い場合でも保険会社に経年劣化と判断されてしまうと保険金を受け取ることはできません。
経験豊富はサポート業社は、数千件の申請実績から保険会社の傾向やポイントを抑えることができるので最適な申請ができるのです。
よくあるケースとして、通常の建築会社や工務店に依頼してしまうケースです。工務店や建築会社は修理や工事のプロであり保険申請のプロではありません。建築のノウハウと保険申請のノウハウは大きく異なるので依頼する際は申請サポート業社に連絡しましょう。
火災保険の認定率を上げるポイント
火災保険で保険金を受け取れる条件は以下の2つです。
- 補償内容にある被害があること
- 保険会社に申請内容を認めてもらうこと
実際に申請できる被害がある場合でも、保険会社に認めてもらえなければ保険金は受け取れません。
認定率を上げるためには、以下の2つの要素が大切になります。
- 被害の原因を推測する
- 保険会社への説明
実際にそれぞれどのように行うのかを解説していきます。
被害の根拠を推測する
保険金を受け取るためには、保険会社の担当者に納得してもらう必要があります。火災保険を申請する際にできる限り被害の根拠を準備することが認定率アップになります。
- 近隣物件の被害状況
- 気象庁のデータ(風速・地震)
- ニュースなどの被害情報
このような第三者の情報や近隣の状況などをもとに説明することで、担当者に納得してもらえる可能性は高くなります。
保険会社への説明
保健会社が認定の判断をする際、担当者と本部で協議が行われます。
その際に、担当者が本部へ担当者が説明しやすいよう「なぜこの被害で保険金を認める(支払う)べきなのか」なども含めて詳しい情報を伝えることが認定率アップに繋がります。
具体的には次のようなポイントを説明すると良いでしょう↓
- いつ被害が発生したのか
- 被害原因はなにか
- 被害で具体的にどのような困りごとがあるか
上記のように、認定率アップのポイントは担当者に理解を深めてもらうことが重要と言えます。
サポート業社へ依頼する
上記で解説した被害根拠の説明や、担当者への説明が難しい場合にはサポート業社へ依頼することをオススメします。
サポート業社は被害原因の特定はもちろん、経験豊富な業者であれば保険会社ごとの特徴なども理解していますので、結果的に認定率アップに繋がります。
サポート業社は無料の現地調査を行なっているため、まずは無料調査をしてみましょう。
火災保険の経年劣化関するQ&A
- 経年劣化を申請した場合、詐欺になる?
- 基本的にはなりません。
しかし故意的に申請した場合は詐欺になる可能性はあります。ご自身で判断を行わずプロに見てもらうことが大切です。
>>火災保険の虚偽申告はバレる?事例をもとに解説!
- 経年劣化以外で火災保険がおりない理由はある?
- 経年劣化以外に、申請期限切れや施工不良によって保険金がおりないケースがあります。
>>火災保険がおりない理由とは?まとめ
火災保険の経年劣化関するまとめ
- 経年劣化は火災保険で補償されない
- 被害の根拠を説明することが大切
- まずは申請サポート業者に見てもらう